RISE FROM LAIRをあえてベタ褒めする
RISE FROM LAIR(ライズ フロム レア) - PS3
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2007/10/11
- メディア: Video Game
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傍で見ている奥さんにおもっくそバカにされるくらい魅力のある本作品。
多々のBlogでさんざっぱら叩かれている部分についてあえて反論。
この爽快感と臨場感はSIXAXIS無しではありえないし、このソフト最大の特徴だ。
慣れろ。
昔は3Dダンジョンを自力で方眼紙にマッピングしていた時代もある。甘ったれんな。
むしろ自分の目で自力で探すことを楽しめ。
やたらはっきりしたマーカーなんぞ表示したら、このソフトの雰囲気が損なわれる。
ロックオンなどおまけだと思え。
守るものがあるからこそあの緊迫感が生まれる。
甘ったれるな。
指示が出た中で自分でやるべきことを判断しろ。
慣れろ。
このソフトの雰囲気だ。我慢しろ。
それにゲームにならないくらい暗くはない。
あえて反論はしない。確かにすごい。
ただ、ゲームにならないくらいすごくはない。
まぁ、もしこれがレースゲームだったらブチ切れモノだけど。
と、ここまで書いて思ったけど、見づらい等の不満はSD画質でプレイした人の意見かもと思った。
確かにSD画質でもできるだろうけど、実質このソフトはHD画質じゃないと無理だ。
このソフト何がすごいって、とにかくこのドラゴンを飛ばすという妙な爽快感。
個人的な感想だと、この浮遊感は今までのどのゲームでも味わったことがない。
確かに傾きセンサーに対応した操作は人によっては慣れが必要ではあるし、受け付けない人は全く受け付けないだろう。
ただ、この脳髄直撃の浮遊感はアナログコントローラによる操作ではまずありえない。
食わず嫌いで忌み嫌っている人も是非いっぺん慣れてみるべきだ。
ああ、もちろん不満点も無いわけじゃない。
不満というか惜しいというか残念というか、
これをクリアできたならば大手を振ってPS3のマシンパワーを誇示することができる。
もしもコレが限界ということなら、逆にぼくは涙が出てくるかもしれない。
シューティングというジャンルで考えれば、面数的には少なくはない。
ただ、やりこみ要素となると微妙。
コンバットモードで使うコンボの解放や、使用できるドラゴンの数が増えるとか、
面クリアの状況によるメダル授与とか、デザイン画が解放されるとかあるが、
どれもいまひとつ地味でやりこむってほど気合の入るものではない。
個人的にはストーリーに沿ったあわただしい雰囲気ではなく、だらっだらとドラゴンを飛ばすだとか、
その中でバリバリ敵を落とすとかそういうグダっとしたモードが欲しかった。
海面の表現なんかは神の領域を垣間見ている気分になるが、
溶岩の描画なんかは「なめてんのかお前?」みたいな気分になる。
長いだけなら文句はない。
問題はスキップできないことだ。
スキップもできないことで、THXのクレジットのあの長さは「お前死ねよ」とか思いたくなってくる。
実際起動時の画面にDivX Movieとか書いてあるので、プリレンダに間違いないだろう。
リアルタイムレンダリングにこだわるわけではないが、きゅう舎でドラゴンを変更しているのに、
ムービーシーンではストーリーのままのドラゴンで出てくるのはとても寂しい気分になる。
っていうか、リアルタイムレンダリングでどこまでできるのか見てみたかった。
とりあえず、このソフトは今後の様々な期待が詰まってそうな1本。
作りこみの割に価格も安いから是非買っとくべきである。